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4.1.5 水平方向の \paper
スペース変数
Note: いくつかの \paper
の間隔は紙面サイズに応じて自動的に拡縮され、それにより予期せぬ結果となることがあります。紙面サイズに応じた自動拡縮 を参照してください。
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両面モードのための \paper 変数 | ||
シフトとインデントのための \paper 変数 |
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幅とマージンの \paper
変数
ここでリスト アップされていない (拡縮する前の) デフォルト値は、‘ly/paper-defaults-init.ly’ で定義されています。
-
paper-width
-
ページの幅 - デフォルトでは、値は設定されていません。
paper-width
は水平方向の自動拡縮に影響を与えませんが、line-width
変数に影響を与えます。paper-width
とline-width
の両方に値が設定された場合、left-margin
とright-margin
が更新されます。check-consistency
も参照してください。 -
line-width
-
この変数に値が設定されていない場合、インデントされず、ページ右端まで広がるシステムの譜線の水平方向の長さは、
(paper-width - left-margin - right-margin)
です。left-margin
とright-margin
に値が設定されていなければ、マージンは自動的に更新されて、システムはページの中央に配置されます。check-consistency
も参照してください。この変数は\layout
ブロック内で設定される可能性もあります。 -
left-margin
-
ページの左端とインデントされていないシステムの譜線開始点との間のマージンです。紙面サイズが変更された場合、それに応じてこの変数のデフォルト値も拡縮されます。
left-margin
に値が設定されず、line-width
とright-margin
の両方に値が設定された場合、left-margin
は(paper-width - line-width - right-margin)
に設定されます。line-width
だけに値が設定された場合、左右のマージンは((paper-width - line-width) / 2)
に設定され、結果としてシステムはページの中央に配置されます。check-consistency
も参照してください。 -
right-margin
-
ページの右端とページの右端まで広がる譜線終点との間のマージンです。紙面サイズが変更された場合、それに応じてこの変数のデフォルト値も拡縮されます。
right-margin
に値が設定されず、line-width
とleft-margin
の両方に値が設定された場合、right-margin
は(paper-width - line-width - left-margin)
に設定されます。line-width
だけに値が設定された場合、左右のマージンは((paper-width - line-width) / 2)
に設定され、結果としてシステムはページの中央に配置されます。check-consistency
も参照してください。 -
check-consistency
-
真にセットされた場合、
left-margin
,line-width
, それにright-margin
の和がpaper-width
にならなければ警告を表示して、left-margin
とright-margin
をデフォルト値に置き換え (必要に応じて紙面サイズに合わせて拡宿し) ます。偽にセットされた場合、不一致を無視して、システムがページの左端からはみ出すことを許可します。 -
ragged-right
-
真にセットされた場合、システムは譜線の幅いっぱいまで広がらず、本来の長さで終了します。デフォルトでは、1 つだけシステムを持つ score の場合は
#t
、複数のシステムを持つ score の場合は#f
です。この変数は\layout
ブロック内でセットされる可能性もあります。 -
ragged-last
-
真にセットされた場合、score の最後のシステムは譜線の幅いっぱいまで広がらず、本来の長さで終了します。デフォルトでは
#f
です。この変数は\layout
ブロック内でセットされる可能性もあります。
参照
記譜法リファレンス: 紙面サイズに応じた自動拡縮
インストールされているファイル: ‘ly/paper-defaults-init.ly’
既知の問題と警告
明示的に定義された紙面サイズは、ユーザ定義の左または右のマージン設定を上書きします。
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両面モードのための \paper
変数
(拡縮される前の) デフォルト値は ‘ly/paper-defaults-init.ly’ で定義されています。
-
two-sided
-
真にセットされた場合、ページ番号が偶数か奇数かに応じて
inner-margin
,outer-margin
それにbinding-offset
を用いてマージンを決定します。これはleft-margin
とright-margin
を上書きします。 -
inner-margin
-
book の一部であるページすべてが見開きページの内側に持つマージンです。(左ページの場合は右側のマージン、右ページの場合は左側のマージンです。) 紙面サイズが変更された場合、それに応じてこの変数のデフォルト値も拡縮されます。
two-sided
が真にセットされてい場合にのみ、機能します。 -
outer-margin
-
book の一部であるページすべてが見開きページの外側に持つマージンです。(左ページの場合は左側のマージン、右ページの場合は右側のマージンです。) 紙面サイズが変更された場合、それに応じてこの変数のデフォルト値も拡縮されます。
two-sided
が真にセットされてい場合にのみ、機能します。 -
binding-offset
-
製本により何かが隠れてしまわないように
inner-margin
を増加させる量です。紙面サイズが変更された場合、それに応じてこの変数のデフォルト値も拡縮されます。two-sided
が真にセットされてい場合にのみ、機能します。
参照
記譜法リファレンス: 紙面サイズに応じた自動拡縮
インストールされているファイル: ‘ly/paper-defaults-init.ly’
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シフトとインデントのための \paper
変数
このにリスト アップされていない (拡縮される前の) デフォルト値は ‘ly/paper-defaults-init.ly’ で定義されています。
-
horizontal-shift
-
(タイトルとシステム セパレータを含む) すべてのシステムを右にシフトさせる量です。デフォルトでは
0.0\mm
です。 -
indent
-
score の最初のシステムに対するインデントのレベルです。紙面サイズが変更された場合、それに応じてこの変数のデフォルト値も拡縮されます。この変数は
\layout
ブロック内でセットされる可能性もあります。 -
short-indent
-
最初のシステムを除くすべてのシステムに対するインデントのレベルです。紙面サイズが変更された場合、それに応じてこの変数のデフォルト値も拡縮されます。この変数は
\layout
ブロック内でセットされる可能性もあります。
参照
記譜法リファレンス: 紙面サイズに応じた自動拡縮
インストールされているファイル: ‘ly/paper-defaults-init.ly’
コード断片集: Spacing
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