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5.2.1 内部リファレンスを使いこなす
以下の譜面の運指記号を移動させたいとします:
c-2 \stemUp f
運指指示のドキュメント (運指の指示) を見ると、以下のようなセクションがあることに気付くはずです:
参照
内部リファレンス: Fingering
Fingering へのリンクを辿ってください。ページの先頭に、以下のような記述があります:
Fingering objects are created by: Fingering_engraver and New_fingering_engraver.
内部リファレンスの中にある関連リンクを辿っていくことで、プログラム内部の情報フローを追っていくことができます:
-
Fingering:
Fingering objects are created by:
Fingering_engraver
( Fingering: Fingering オブジェクトを作成するのは: Fingering_engraver)
-
Fingering_engraver:
Music types accepted:
fingering-event
( Fingering_engraver: 受け取る音楽タイプは: fingering-event)
-
fingering-event:
Music event type
fingering-event
is in Music expressions named FingeringEvent( fingering-event: 音楽イベント タイプ
fingering-event
は FingeringEvent という名前の音楽表記の中にあります)
このパスは、プログラム内部での情報フローとは逆向きです: 出力からスタートして、入力イベントで終わっています。入力イベントからスタートして、情報フローを読み進め、最後は出力オブジェクトに辿り着くこともできます。
内部リファレンスを通常のドキュメントのように読むこともできます。内部リファレンスに含まれる章は、 Music definitions, Translation, それに Backend です。 各章は、使用されているすべての定義と調整可能なすべてのプロパティをリストアップしています。
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