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3.5.7 奏法スクリプト
奏法スクリプトを用いることにより、よりリアルな MIDI 出力を得ることができます。奏法スクリプトは、音符を適切な時間比率の音符とスキップで置き換えることにより、アーティキュレーション (スラー、スタッカート等) を考慮に入れようとします。さらに、トリルやターンを展開しようとし、さらにラレンタンドとアッチェレランドを考慮に入れようとします。
奏法スクリプトを使うには、入力ファイルの先頭で以下をインクルードする必要があります。
\include "articulate.ly"
さらに、\score
セクションで以下のようにします。
\unfoldRepeats \articulate << all the rest of the score... >>
この方法で入力ファイルを変更すると、出力される楽譜の見た目は著しく変わってしまいますが、標準の \midi
ブロックはより良い MIDI ファイルを作り出します。
奏法スクリプトを機能させるための必須事項ではありませんが、上記の例のように \unfoldRepeats
コマンドを挿入することにより、トリル などの短縮記譜の演奏が可能になります。
既知の問題と警告
Articulate shortens chords といくつかの音楽 (特にオルガン音楽) の演奏はうまくいかないことがあります。
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